PACE(欧州評議会議員会議)でのジュリアン・アサンジの会見
のっけからいろいろと暴露。暗黒な世の中になったものです。
例えば、
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・ジャーナリズムに対して法的保護があるように見せかけているが、現実は紙の上だけの話。効果的な救済策が見つからないので私は仕方なく一部の罪を認めた(情報源に情報を求め、入手し、公開したことだけ)
・WikiLeaksを設立したのは単純な夢に突き動かされてのこと。それは、世界がどのように機能しているかについて人々を教育し、理解を通じて、私たちが何かより良いものをもたらすことができるようにすることだった。
・14年前、米軍は、内部告発者とされる人物の一人、イラクに拠点を置くアメリカ諜報分析官PFCマニングを逮捕し、同時に、私と私の同僚に対する捜査を開始した。アメリカ政府は、違法にアイスランドにエージェントの飛行機を送り込み、情報提供者に賄賂を支払って、私たちの仕事の成果を盗み、正式な手続きなしに、銀行や金融サービスに圧力をかけ、私たちの購読をブロックし、口座を凍結させた。英国政府もこの報復の一部に参加し、この期間中に欧州人権裁判所で、私の英国の弁護士を違法にスパイしていたことを認めた。しかし、これは根拠のない嫌がらせでは、オバマ政権の司法省は私を起訴しませんでした。米国はこれまで、政府情報を出版または入手した出版社を起訴したことはありませんでした。
・しかし、2017年2月のトランプ政権の誕生で状況は一変しました。カンザス州下院議員で元兵器産業幹部のマイク・ポンペオをCIA長官に、元CIA職員のウィリアム・バーを、アメリカ司法長官にと、MAGAの帽子をかぶった2人のオオカミが任命されたのです。
・2017年3月まで、ウィキリークスは、CIAによるフランス政党への潜入、フランスとドイツの指導者に対するスパイ活動、欧州中央銀行、ヨーロッパ経済省に対するスパイ活動、そしてフランス産業全体に対する命令を暴露し、更にCIAによる膨大なマルウェアとウイルスの生産、サプライチェーンの破壊、ウイルス対策ソフトウェア、自動車、スマートテレビ、iPhoneの破壊を明らかにしていました。それに対してポンペオCIA長官が報復キャンペーンを開始した。
・ポンペオの指示により、CIAがロンドンのエクアドル大使館内で、私を誘拐し、暗殺する計画を練り上げ、ヨーロッパの同僚たちを追い詰め、我々を窃盗、ハッキング攻撃、偽情報の植え付けにさらすことを許可したことは、今や公の記録となっている。私の妻と幼い息子も標的にされた。CIAの工作員が私の妻を追跡するために恒久的に割り当てられ、生後6ヶ月の息子のおむつからDNAを採取するように指示が出された。証拠となる裏付けもある。CIAが私自身、私の家族、そして私の仲間を、攻撃的な超法規的、域外法権的手段で標的にしていることは、強力な諜報機関がいかに国境を越えた弾圧に関与しているかについてのまれにみる洞察を与えてくれる。しかしこのような抑圧は珍しいことではない。おかしなことにスペインでの多数の内部告発者と司法調査にでも、これについて非常に多くのことが明らかになっている。。
・米国政府は危険な新しいグローバルな法的立場を主張した。それは言論の自由の権利があるのはアメリカ国民だけだ(注:ん?ホンマ?)。ヨーロッパ人やその他の国籍には、言論の自由の権利などない。米国はどこであってもスパイ活動法が彼らに適用されると主張している。だから、ヨーロッパにいるヨーロッパ人は、アメリカ政府に関する限り、全く弁護の余地なく、アメリカの秘密保持法に従わなければならない。パリのアメリカ人は、アメリカ政府が何をしようとしているのかを話すことができる、多分だが。しかし、パリのフランス人にとっては犯罪であり、彼も私と同じように引き渡されるかもしれません。
・今や、ある外国政府が、ヨーロッパ人には言論の自由がないと公式に主張したため、危険な前例ができた。他の強力な国も必然的に追随するでしょう。クライナでの戦争では、すでにロシア国内のジャーナリストが犯罪者扱いされていますが、私の引き渡しで示された前例に基づけば、ロシアや他の国が、ヨーロッパのジャーナリストや出版社、さらにはソーシャルメディアのユーザーまでもが、秘密保持法に違反したと主張して標的にすることを止めるものは何もないのです。ヨーロッパ空間におけるジャーナリストや出版社の権利は、深刻な脅威にさらされている。ここでは、国境を越えた抑圧が当たり前になることはできません。
・世界二大規範設定機関の一つとして、PACEは行動を起こさなければなりません。取材活動の犯罪化は、あらゆる場所の調査報道に対する脅威である。私は、ヨーロッパにいる間に、その権力に関する真実の情報を求め、受け取り、公表したとして、外国勢力によって正式に有罪判決を受けました。根本的な問題は単純です。ジャーナリストは、その仕事をしたことで起訴されるべきではない。ジャーナリズムは犯罪ではありません。それは、自由で情報に通じた社会の柱です。
Julian Assange's full testimony to the Parliamentary Assembly of the Council of Europe (PACE) in Strasbourg today:
— WikiLeaks (@wikileaks) October 1, 2024
"Mr. Chairman, esteemed members of the Parliamentary Assembly of the Council of Europe, ladies and gentlemen.
The transition from years of confinement in a…