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国の基本政策は食料とエネルギー

世界には人口や経済規模が大きい大国は多くあるが、その中でも超大国と呼ばれる国の条件は食料とエネルギーが自給できる国と考えてよく、なのでアメリカとロシアが超大国と呼ばれる。中国はいくら頑張っても超大国にはなれないし、日本も同様。
超大国が偉いと言いたいわけではないですが、ここには国が取るべき道がハッキリ表われていることを指摘したいと考えています。つまり、自国でそれらを賄えない国にとっては、それらをどう調達するかが外交上の安全保証と同程度かそれ以上の重要性を持っていると言うことです。「それ以上」と言う意味は、国防は食料・エネルギー戦略からすれば従属変数にも思えるからです。恐らく近代戦争を振り返り、食料・エネルギー確保の視点で見直すとそんな構図も見えてくるような気がします。

すべてをアメリカ任せにして来た日本政府(国民も)は、そんな生存戦略を自分で頭で考える必要がなく、パンとサーカスに没頭して来たので、頭の中はお花畑かもしれませんが、日本が自立国家であるなら、そのことは政治家の頭の中から消えてはいけないはずです。当選した日から「タカリ」が集まって金策の日々を過ごしているようでは劣化するはずです。

ガザ沖には埋蔵量の多いガス田があるらしい。(アラブニュース・ジャパン:2023/5/6)