そもそも「公益通報」だったのだろうか?
情報が出てくるにつれよくわからないモヤモヤ感があったのですが、時系列に整理して、斎藤知事側の視点で見た時に違った景色が見えて、そのモヤモヤ感の正体が見えてきたかもしれません。
■W局長による「告発」の経緯(判明したら追記していきます)
(2月)組織批判的なコラムを自局のWebの「局長メッセージ」に書き込む
(3月12日)W局長は匿名で「斎藤元彦兵庫県知事の違法行為等について」という文章を報道機関や県議会関係者などに届けた。
・この時点では(証拠となる音声・書類などがなく)怪文書の1つに見えても仕方がない。
・警察も内部通報とは判断していない。
(3月25日)K副知事たちがW局長の職場に「ちょっと立ち寄る」。
・PCを押収等。結果、3月末の定年退職を差し止め総務部へ移動。
(3月27日)斎藤知事の「嘘八百」記者会見
→この時点ではまだ公益通報ではなかったのではないか??
(4月04日)公益通報窓口に送った。
・そもそも通報窓口の責任者を告発する通報を主とした相手先に送るだろうか?
・但、警察は受理していない。
(5月07日)懲戒処分(停職3ヶ月)
(6月13日)百条委員会設置を決議
(7月07日) W元局長が自殺
■モヤモヤ感
その1:
・そもそも3月の報道機関等に送られた文書と4月に公益通報窓口に送られた文章が同じとは限らない。
・仮に同じだとしても、3月の文書には証拠となりそうなもの(パワハラ音声など)が添付されておらず、4月4日になって初めて「公益通報」の衣をまとっているなら、それまでは「匿名怪文書」扱いされていても仕方がないのではないか?
⇒斎藤知事が一方的に悪いかのような報道を一旦おいておいて、斎藤派・反斎藤派の政治戦争と仮定すれば、見え方が違うように感じる(ウクライナ・ロシア戦争みたいに)
その2:
・処分を受けた後の望み通り百条委員会の設置が決まって、何故自殺を決意したのか?
⇒むしろスッキリして証言する機会を得られたように思うのだが。ここは相変わらずモヤモヤしたままですね。
その3:
・伝聞証拠がやけに目につき、録音などのもっと説得力にある証拠が報道されないので、報道等が一方的に見える。ウクライナ戦争のような感じ。
他にもあるのですが、とりあえずそんな感じ。但し、斎藤vs反斎藤の政治戦争と仮定すると、斎藤側は防戦一方なのが気になるし、維新の動きも弱いので、私の印象は事実からズレているかもしれませんが。
「斎藤擁護」をすりつもりは全くないのですが、これ以外の件でもマスゴミの報道にちょっと疑問を感じるので、報道の自由ランキングが70位というのも、あながち外れていないのかもと感じています。