命知らずのイーロン・マスクは、アメリカの通貨を支配する人を根本的に作り変えたいと考えている
ちょっと古い記事ですが。
原文には「Federal Reserve」としか書かれていませんが、この後のBが「Board」か「Bank」かで少々話は変わる。「Board」は連邦議会傘下の政府機関だが、「Bank」は民間銀行であってこちらがお札を刷っている。
アメリカに限らず中央銀行制度というのは、各国政府がその制度を「誰か」から借りているということになっている。誰かと言うのはアメリカで言えば連邦準備銀行たち(Federal Reserve Bankの方)。連邦準備銀行というのは民間で主要な株主は銀行。国も銀行からお金を借りて利子を払って国を営んでいるのが実態。
政府や議会がその気になれば、国が主体的に発行することが出来るし、そうしている国もあります。しかしなかなか実現できない。(^^;)
銀行と言うのは凄い仕組みで、例えば預金1億円集めれば、法的には10億円貸せる。金利が1%としたら、単純計算ですが、銀行は1,000万円の金利を得て、預金者には100万円だけ金利を払えば良いので900万円も儲かる。貸し倒れがどうのこうのというが、普通はしっかり担保(不動産だけでなく命まで)を取っている。担保割れもすることもあるが、余程リスク管理が出来ていない、護送船団方式に甘えて高給の上に胡坐をかいて左団扇で過ごしているから。アメリカではリーマンブラザーズは潰されたけど、日本では税金で救ってもらえる。クビになるのは下っ端だけ。
そもそも、そもそもお金の裏側は借金(上の例では9億円)であることは、こう考えたらわかる。その元の1億円の預金も元はどこからの借金である。何故借金が必要かと言うと、例えば個人で言えば資産もないうちに家を建てようとするから。何故資産もないのに家を建てようとするのかと言うと、そういう見栄をはりたいからに過ぎない。そんな見栄も誰かに煽られているのではないでしょうか?
借金が全て悪いとは言わないが、「分不相応なレベル」に達すほどに借金漬けにされるのが問題。昔、松下幸之助さんが「ダム経営」と言っていたことはこの事である。いつの間にか、あの会社も成長を煽られしまいました。資本主義もここへきて弊害ばかりになっているようです。
借金もなく、収入に応じた生活をしてると何と気楽なことか。
◇Elon Musk wants to radically reshape who controls America’s money supply(CNN:2024/11/12)
https://edition.cnn.com/2024/11/12/business/elon-musk-federal-reserve/index.html