第三次世界大戦は避けて欲しいものです
とことん戦争好きなバイデン政権。これは戦闘行為だとは思うが、アメリカ合衆国憲法では、第1条8節11項にて宣戦布告権が規定されていて、連邦議会の承認が必要であり、大統領が単独では宣戦布告できない 。今回はもちろん議会承認はない。最近では「やりま~す!」と言ってから行われることはなく、「戦争とはちゃいます。単なる特殊軍事作戦です。」という感じではありますが。
日本でもやや著名なイスラム学者が「ハマスは突然テロ攻撃したならず者で、正式な国家として報復するイスラエルが正しい」と熱弁をふるってますが、世界の大勢はイスラエルの超過剰防衛を非難する声が強く、ハマスは真珠湾攻撃に踏み切った日本軍のように見られているようです。イスラエルの暴走を、さすがの仕掛人ホワイトハウスもやや危惧し始めているようですし、ジェノサイドでイスラエルを国際司法裁判所に提訴する南アフリカへの味方は多くても、イスラエルの味方はほぼいないようにも見受けられます。
イスラエル・ガザでは部の悪そうなアメリカはイスラエルを捨てて、今度はイエメンに言いがかりをつけて次の仕掛けを行い、最終的にイラン(イエメンをサポートしてきた)を引っ張り出して、中東戦争を起こそうとしているようにも見える。今回の攻撃に各中東諸国がどこまで関与しているかにもよりますが、私には詳細は見えませんが、サウジなどからの明確なメッセージがまだ見えてこない(実はこれを待っていたのですが)し、少なくともどこかの国は米軍機が頭上を飛んでいくのを許可したように思える。中東も更に分断されバイデン政権にかき回されていく気配を感じます。日本はアメリカに盲従し、共に同じ泥船に乗って沈んでしまうのでしょうかね。
前にも書きましたが、どこから語り始めるかで戦争の正義は変わります。ですから戦争で善悪を突き詰めるのはほぼ無意味だと思っていますので、「どっちが正しい」とかで熱弁をふるう人は怪しいと思っています。東京裁判を満州事変以降しか対象にしなかったのは、それ以上遡ると連合国側にとって都合が悪くなるからに過ぎない。
「とにかく戦争はいけない」ということに尽きるのではないかと思います。
◇米軍のフーシ派拠点攻撃、紅海航行する全船舶の安全に影響=ヒズボラ(Newsweek:2024/1/15)
https://www.newsweekjapan.jp/headlines/world/2024/01/480435.php