「イスラエルに関しては少々ややこしい」
アメリカの共和党=保守・Nationalist、民主党=左翼・Globalistという区分けは概ね当たっているようですが、イスラエルに関しては少々ややこしい。民主党はともかく、共和党もだいたいがイスラエル応援派らしい。カネの流れがそうなっているとか。
「保守派に何が起こったのか?」(ポール・クレイグ・ロバーツ)
大学、マスコミ、政界にほとんどいなかった保守派は、アメリカ人が導かれているわがままなやり方に対する原則的な反対者だった。
彼らは憲法の擁護者だった。彼らは、アメリカ政府の仕事は、外国政府の利益ではなく、市民の憲法上の権利を守り、アメリカの利益に奉仕することであると信じていた。この最後の信念は、保守派のソビエト連邦への反対と、共産主義の拡大を抑制するために必要と見なされた戦争、主にベトナム戦争への支持によって損なわれました。
この妥協は生き続け、イスラエルの権益のためのアメリカ覇権というネオコンの狙いは、本来の保守主義を侵食した。今日、「保守派」に通じるものは、イスラエルによるパレスチナ人虐殺について正直に報道したキャンディス・オーウェンズを沈黙させようとしている。彼らは今、リベラル左派を非難した戦術を使っている。
かつては保守的な野党と考えられていた共和党は、今やパレスチナ人の虐殺者であるネタニヤフを議会に招聘することを検討している。どんな保守主義者でも、高潔な人なら誰でも、大量殺人者、国民と国家の大量虐殺の立案者が、一体なぜアメリカ議会で演説するよう招かれるのか不思議に思うに違いない。
どうやら、最近ネタニヤフを厳しく批判した民主党上院多数党院内総務のチャック・シューマーを叩くためらしい。
言い換えれば、保守主義は政治に還元されたのだ。
https://www.axios.com/2024/03/20/scoop-house-gop-weighs-inviting-netanyahu-to-address-congress
私はアクシオスをあまり信用していないし、この報告書は共和党下院への信頼を損なう意図があるのかもしれない。
一方、アクシオスの報告書は、キャンディス・オーウェンズを検閲しようとする保守派の取り組みと一致している。
「極右」とは、リベラル左派が保守派を描写する言葉であり、この両者の同一視は誤りである可能性がある。
とはいえ、保守派の知識人とはよく知り合いでした。そのほとんどが死んでいる。また、代替品がある場合、代替品はあまり目立ちません。