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消費税の罠

人件費を上げると消費税もあがる。消費税の一番恐ろしいトリック(^^;)

例えば、
【企業A】
課税売上  :1,000万円(=受取消費税 100万円)
課税仕入  : 500万円(=支払消費税 50万円)
社内人件費 : 300万円
利益    : 200万円
→企業Aは受取消費税と支払消費税の差額の50万円を納付する。


【企業B】全員を派遣(=非正規)に変えると人件費は課税仕入れに変わる。即ち、
課税売上:1,000万円(=受取消費税 100万円)
課税仕入: 500万円(=支払消費税 50万円)
課税仕入: 300万円(=支払消費税 30万円)※
利益  : 200万円
→企業Bは20万円納付すれば済む。


税率を上げれば上げるほど、非正規化へのインセンティブが働く。
儲かるのは誰~だ。

※細かく言えばこの300万円は支払消費税込みなので、計算はもうちょっと複雑なので、その辺は端折ってますが、主旨は理解いただけるかと(^^;)