すべて / 政治経済(海外)

名案を蹴っ飛ばしたゼレンスキー

ゼレンスキーが望むアメリカによる直接的安全保障というのは、対ロシアの何らかの軍事活動であって、プーチンが停戦交渉に乗ってくるハズがない。トランプがいる間はまだしも、いなくなったら大きなリスクになる。つまり、超大国同士を隣接させることはできない。
従って、アメリカが提案しているのは、間接的だが、ウクライナをアメリカの強い経済パートナー化することでの対ロシア牽制。レアアースを実質アメリカが投資して開発してやるから半分(?)頂戴ということ。この案は結構な名案で、①ウクライナの復興支援、②経済メリットを訴えることでアメリカ国民のウクライナ支援への支持獲得、③中国への牽制という一石三鳥。弱点はロシアへの牽制力が今1つ弱いことだが、プーチンとは握れているはずだ。プーチンは①ロシア系国民の安全保証②ウクライナの非NATO化がボトムラインだから。
トランプに限らず、アメリカ人の多くの本音は「ウクライナの安全保証?お前らの問題やろ!」と欧州に対して思っているでしょう。戦争を続けたい「アメリカの大統領選挙負け組」と「欧州グローバリスト」の最後の足掻きかもしれません。

この会談の全編を見て、まだ「トランプは独裁者!」と報道してるのはア○とした言いようがない。
日本もいつまでもア○報道を続けるつもりなのでしょうか?

◇1945年以降の秩序の終焉、ドナルド・トランプが世界的な勢力を争うマフィアもどきの抗争を始めた(JBPress:2025/3/3)
https://jbpress.ismedia.jp/articles/-/86908