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ワクチンへの疑念が生じた瞬間

2021年8月末にモデルナ製ワクチンに異物混入との報道がありました。この件はウヤムヤにされてしまったのですが、医薬品製造に端っこで少々関わった私にはあり得ない出来事に思えました。医薬品製造においてはGMP(Good Manufacturing Practice)、日本語では「医薬品の製造管理及び品質管理の基準」というものがあり、これに照らせばウヤムヤにされることはあり得ないと思います。

当時聞こえていた話としては、
①既に6月に埼玉で、8/3には北海道で異物混入発見の報告があった。これらは武田に報告済みだったが2ヶ月動きが見えなかった。
②厚労省はというと8/20に初めて報告を受けたが8/26までダンマリ。
③この時点では異物が何かは未確定、何がどこでどう混入したのかも未確定、形状は様々で磁石に反応するので何か金属ではないかとの推測があるのみ。金属ってものによってはアレルギー起こします。
④製造元のスペインの工場では調査中ということだが、生産は相変わらず「継続中」で、日本での接種も「継続中。」

下記は8/28のテレビ報道の一部ですが、この時点では異物が何だかわからないのに、すでに「安全性に問題ない」とか「再発防止」って言ってる。異物も原因も未確定な段階で「影響ない」と言い切る「専門家」には「他にもいろいろ隠してるんじゃないの?」という不信感が拭えなくて当然です。

■保富康広センター長へ:
「今まで聞いたことがない」ということが大丈夫と言い切る根拠ですか?

■松本哲哉主任教授へ:
注射針を通らないものだけとも限らないのに大丈夫と言い切れるのです?

■厚労省へ:
筋肉なら異物が入っても良いのでしょうか?

最後にこの(国の責任官庁たる)厚労省が匿名であることが、怪しさにとどめを刺しています。私がワクチンに疑惑を持った瞬間でした。