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中国経済破綻はあるある詐欺か?日本は?
私が記憶している範囲では、少なくとも「2008年の北京五輪が終わったら中国経済は破綻する」という言説がありましたが、その後15年実態は青息吐息なのかもしれませんが、それでも破綻したという感じはありません。最近では恒大集団や碧桂園の破綻報道で「今度こそ!」と言われながらも、まだ明確な兆候は見えません。でも外形的には良い状態ではないことが見えるので、何らかのカンフル剤を打ち続けて凌いでいる最中なのかもしれません。良く分からないが、こんな噂だけで儲ける人もいても不思議はありません。
今の経済と言うのは基本的に借金で回ってます。回るのを止めると借金に押しつぶされるわけです。そしてその崩壊と言うのは、突然現れます。それは何らかのロジックがあるわけでもなく、心理がなせる業だからなのでしょうね。銀行の取りつけ騒ぎが良い例です。何人かが「危ない!」と思うだけで崩壊が始まります。
日本ですが、日銀の総資産が2013年の黒田バズーカ以降、異常に膨らんでいるのがわかります。下のグラフは日銀Dataを元に私が作成したんものですが、何と4~5倍になってる。
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その内訳ですがほとんどが国債の引き受けで長期国債がその大部分を占めています。つまり日銀はすでに500兆円強の国債を買っている。昔は発行銀行券=長期国債という縛りを設けていたはずですが、今や完全に無視?規律も何もない状況。下記のバランスシートは日銀Dataを元に私がチョイチョイと作ってみたものです。(兆円単位)
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その長期国債は当座預金になっている。つまり、市中銀行は結局国債を日銀に売って得たお金を使いきれないので日銀に預けっぱなし?何のためにこんなことをやっているのか素人にはわからない。日銀のPLでの受取利息は1兆円ちょっとなので、国債の金利はたった0.19%。そして日銀の純資産(=自己資本)はたったの5兆円。(引当金をむりやり取り崩せば+8兆円で計13兆円)
会計にちょっと詳しい人ならわかるがこれは半端なく異常。
素人的にも、ここで問題は、
①金利を上げれば国債価格が下がり評価損が出るが、その評価損が5兆円を超える(=1%の値下がり)と一気に債務超過になる?(これは前代未聞?)
②日銀当座預金(563兆円)は実は「金利+」「金利ゼロ」「金利ー」の3層建てらしいが、ここで金利が全体で0.2%上げれば1兆円の支払金利が増える。
どうなんでしょうね?
◇迫る中国金融危機 金融高官の大量逮捕(大紀元エポックタイムズ:2023/12/18)
https://www.youtube.com/watch?v=8ufW5gZbl78&t=188s